- “おしるこ”と“ぜんざい”
寒さが厳しい今日この頃、温かいお鍋やスープもいいですが、おしるこ(お汁粉)やぜんざい(善哉)も嬉しいですね。
このおしることぜんざいの違いって皆さんご存知ですか?
地域によって内容が変わるんだそうです。一般的に、関東の場合は小豆あんの汁物全般をしること呼び、区別するなら、粒なしのものを御前汁粉、粒ありなら田舎汁粉と呼び分けています。
これが関西になると、粒のないものをしるこ、粒があるものをぜんざいといいます。
関東でぜんざいといえば、餅などにあんを添えたものですが、関西ではこれを亀山と呼ぶそうです。
また餅の形や火の入れ方、口直しなども地方によって違いがあるようです。
ちなみにぜんざいの語源は仏教語で、釈迦が弟子の良い行いに対し「善哉善哉」と褒めた言葉から来ているんだとか。
また一休禅師が「善き哉(よきかな)」と言ったことが由来だとか、出雲地方の神在餅(じんざいもち)が転化したものだとも言われています。
鏡開きの時期も近いですですが、お好みの具を揃えておしるこやぜんざいにするのはいかがですか?